DMM.com、日本エネルギー総合システム、グリーンエナジー&カンパニーによる合弁会社「合同会社霧島蓄電所」を設立
~ 九州エリアにおける系統用蓄電池事業を展開~
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合同会社DMM.com(本社:東京都港区、会長 兼 CEO 亀山敬司、以下、「DMM」 )は、日本エネルギー総合システム株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役:黒淵誠二、以下「JPN」)および株式会社グリーンエナジー&カンパニー(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴江崇文)と共に、3社共同出資による「合同会社霧島蓄電所」を設立しました。
今後、霧島蓄電所は九州エリアにおける系統用蓄電池事業を展開してまいります。
■事業の詳細
本事業はJPNが開発・O&Mを手掛ける系統用蓄電池の第1号です(※1)。蓄電所のアセット保有は今回設立した霧島蓄電所が担い、3社共同で事業ノウハウ蓄積による事業価値向上と運営基盤の強化を図ります。さらにRE100電力株式会社が開発するアグリゲーションシステムを用いて電力運用の最適化を行います。 3社は今後、当該蓄電設備を用いて日本卸電力取引所(JEPX) のスポット市場、時間前市場をはじめ需給調整市場など異なる市場取引を組み合わせた運用により事業性の確保に努めます。
■背景
国内では2050年カーボンニュートラルの実現に向けて再生可能エネルギーの主力電源化を推進 する一方で、電力需給バランスを確保するために再生可能エネルギー発電を抑制する「出力制御」が頻回にわたり実施されています。特に九州は2024 年度に約1,000GWh、出力制御率6.1% の出力制御(※2)が見込まれます。JPNは安定供給を維持しつつ再生可能エネルギーを有効活 用するための対策が必要になっているこのような状況を踏まえ、電力需給バランスを安定させる役割がある系統用蓄電池事業の展開を精力的に進めてまいりました。 DMMでは、2011年から再生可能エネルギー事業を幅広く展開しています。自社ブランドの高性能ソーラーパネルや家庭用蓄電池の販売、法人向け自家消費サービス業等、自然エネルギーに 関する様々な事業を推進しています。これらの事業運営で培ったノウハウを系統用蓄電池事業でも活かせると考え、霧島蓄電所への出資に至りました。
※1.日本エネルギー総合システム株式会社『系統用蓄電池事業の第1号案件を2024年に運転開始』, 2023年10月11 日,
https://www.jpn-energy.jp/news/release/entry-443.html
※2.経済産業省『第 50回総合資源エネルギー調査会/系統ワーキンググループ参考資料』より
九州電力送配電株式会社『2024年度出力制御見通しについて』, 2024年3月11日,
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/keito_wg/pdf/050_s02_08.pdf
■合同会社霧島蓄電所 概要
会社名 | 合同会社霧島蓄電所 |
事業内容 | 系統用蓄電池事業の展開 |
出資事業者 | 合同会社DMM.com 日本エネルギー総合システム株式会社 株式会社グリーンエナジー&カンパニー |
所在地 | 鹿児島県霧島市 |
定格出力 | 1.99MW |
定格容量 | 8.128MWh |
電池方式 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |